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特集

FEATURE

「おんちゃんたちの笑顔が見られたら、それでうれしい」        集落活動センターげいせい 西森さん・大元さん

芸西村で地域の暮らしを支えている「集落活動センターげいせい」。
地域に寄り添いながら、さまざまな活動を行っています。

今回は、集落活動員として働く西森さんと大元さんに、取り組みや芸西村での暮らし、地域との関わりについてお話を伺いました。

地域とともに歩む

どのような活動をされているのでしょうか

西森さん
サトウキビを栽培して白玉糖を作ったり、その白玉糖を使ったお菓子などの加工品を製造しています。
また地域の方から依頼があれば草刈りに行ったり、竹林の整備をしたり、お味噌づくりもしています。

お二人は、参加のきっかけは?

西森さん
私は平成30年の7月からです。子供がまだ小さかったので村内で仕事を探していて、その時にたまたま
広報誌で募集を見つけて、「電話してみようかな」と思ったのがきっかけです。

大元さん 
私は令和元年の12月からです。近所の方に誘っていただきました。安芸から嫁いできて就職していたんですが、退職後「竹灯りの宵」のボランティアに参加した際に「来てみない?」と声をかけてもらったんです。

実際に働き始めてどうでしたか?

大元さん 
実は、面接の時にはお菓子作りをするって聞いてなくて、外の作業だけだと思ってたので、ちょっとびっくりでした。

西森さん
そうそう、当時は、ちょうど本格的に加工品づくりを始めようという頃だったんですよね。

白玉糖を使ったお菓子づくり

最初は白玉糖をブロックのまま売っていたんです。でも「手間もかかるし、なかなか買ってもらえないかも」っていう話になって。白玉糖を使って、何か作れないかなと考えたのが始まりでした。

初めに作ったのはミルクバターです。他に何かできないかなと考えている頃に、お菓子作りが得意な方が移住してきたんです。海外で住んでいた経験もある方でした。その方に「白玉糖を使って何かできませんか」ってお願いしたら、いろんなお菓子を作ってくださって。そこからスタートしました。

センターの活動の様子

現在どれくらいの方が活動されているのでしょうか

西森さん
全部で40名くらいです。いつも外の作業に来てくださる方が男女で20名前後。お菓子づくりは女性メンバーを中心に12名くらいです。

いちばん年長の方は85歳くらいです。本当に元気でパワフルなんですよ!私くらい小柄なんですけど、ものすごく力持ちで。

大元さん
本当に元気です。皆さん、いろいろなことを知っていて、お話も面白いんですよ。

みなさんの参加のきっかけは?

西森さん
立ち上げの時に何人かへ声をかけて、そこから「この人どうやろう」「あの人、定年したらしいで」と知り合いが知り合いを呼んでちょっとずつちょっとずつ仲間が増えていった感じですね。

どんな時にやりがいを感じますか

西森さん
私は、おんちゃんたちの笑顔が見れたら、それだけで良かったなって思います。みなさん本当に笑ってくれるんで。おんちゃんとばっかり話してるからか、しゃべり方が年寄りみたいになってきて(笑)親しみやすいて言われます。

大元さん
草刈りなんかも終わると、とてもきれいになるんです。
地域の方にも喜んでもらえるので、それもうれしいですね。

かなり重労働!竹灯りの宵に使う竹の切り出し

秋の風物詩「竹灯りの宵」にも関わっているそうですね

大元さん
はい。実はサトウキビの収穫より、竹の切り出しが一番大変なんです!

西森さん
朝早くからみんなで山に入って孟宗竹を切って、運び出して下に下ろしていくんです。私たち女性も参加します。
それも平面じゃなくて山の斜面で。3.5メートル以上ある竹を肩に担いで運ぶので本当に重たいですよ。あざができるくらい。

使用する竹も何でも良いわけじゃなくて、直径とか年数が決まっていて、若すぎても細すぎでもダメ。1本1本触って、見て、これはいけるか、まっすぐかどうかって選ぶんです。今年も9月末と10月初めに予定しています。若い子が参加してくれたらうれしいですね。

でも、作業は大変なんですが、全部並べて灯りがついた時は、めっちゃ感動します。本当にすごくきれいなんです。毎年、「やって良かった」って思います。

竹灯りの宵 紹介

芸西村での暮らし

村全体で子供を見守ってくれている

西森さん
私は一度村を離れたんですけど、子育てをするなら芸西村がいいと思って戻ってきました。田舎の雰囲気が好きなんです。例えば、子供が帰ってこないなーと思ってたら、「あそこで誰それと遊びゆうよ」って近所のおばちゃんが教えてくれるんです。みんなで子供を見てくれている感じがありがたいなって思います。

あと、食べ物に困りません(笑)。ドライブスルーで栗をもらったことがあります。車ですれ違いざまに窓が開いたんで、私も開けたら栗渡されました(笑)誰かに会ったら、また違うものもらったり。

大元さん
そうそう、なんだか わらしべ長者みたいになる(笑)

家に帰ったら、誰からか分からないけど、玄関先にコンテナでピーマンが置いてあったりとか。そういうやり取りが自然にある村です。

芸西村でおすすめしたいポイント

大元さん
やっぱり海は本当にきれいですよね。琴ヶ浜とか、緑もきれいですし。

二人
あと魚!お刺身が美味しい!

地元のお魚屋さんのお刺身はぜひ食べて欲しいですね。初めてみる方は、「ここ、やりゆう?」って入りにくい店もあるけど(笑)本当に新鮮で美味しいです。今の時期(7月)はサワラやシイラ、ハゲ、もう少ししたらイカなど、その日に揚がった魚を安く買えますよ。

集落活動センターのこれから

西森さん
もっともっといろんな人に参加してもらいたいです。今のメンバーの平均年齢も高くなってきたので60代くらいの方にもぜひ来ていただけたらうれしいです。

新しい商品づくりもやってみたい気持ちがあるんですが、それには人手も必要なので、ひっぱっていってくれる方が来てくれるといいなと思います。
地域のみんなで力を合わせながら、これからも続けていけたらと思っています。

取材後記
西森さんと大元さんのお話から伝わってきたのは、地域の人とのつながりを大切にする想いでした。
みんなで楽しみながら活動するのも素敵だなと感じました。

「おんちゃんたちの笑顔が見れたら、それでうれしい」という言葉には、集落活動センターの温かな雰囲気がそのまま表れているように感じます。
これからも、お二人の笑顔が芸西村の暮らしを支えていくのだと思いました。